京都市北区で、空き家の床下に隠れた迷い猫を無事保護した事例です。
赤外線トレイルカメラで愛猫本人であることを確認し、4Gリアルタイムカメラと大きな網を使って、安全に自宅へ戻れる帰宅動線を整えました。
この記事の要約
京都市北区で、玄関付近にいた愛猫が人の声に驚き、パニックになって外へ飛び出してしまった事例です。
飼い主様はインターネットの情報を参考にしながら捜索され、空き家の床下に猫がいる可能性を突き止められていました。しかし、現場周辺には野良猫も多く、目の光だけでは本当に愛猫かどうか判断できない状況でした。
ペット探偵キャットワンでは、赤外線トレイルカメラを設置し、床下にいる猫が飼い主様の愛猫であることを確認。その後、4Gリアルタイムカメラと大きな網を使い、空き家の床下からご自宅玄関まで安全に戻れる動線を作りました。
愛猫は約4時間、床下の穴を出たり入ったりした後、朝方に自分の足で玄関から戻り、無事に保護されました。
迷い猫捜索では、「見つけること」と「安全に保護すること」は別です。
ご相談内容|玄関から愛猫が飛び出してしまった
京都市北区にお住まいの飼い主様から、迷い猫捜索のご相談をいただきました。
愛猫は、玄関付近でくつろいでいたところ、外から聞こえた人の声に驚き、パニックになって飛び出してしまったとのことでした。
猫は、普段は落ち着いて過ごしている子でも、突然の声や物音、人の気配に驚いて、一瞬で外へ出てしまうことがあります。
特に玄関は、迷い猫・脱走猫の発生しやすい場所です。飼い主様にとってはほんの一瞬の出来事でも、猫にとっては強い恐怖や驚きがきっかけとなり、普段なら取らない行動をしてしまうことがあります。
飼い主様はすぐに周辺を探され、インターネットの情報も調べながら、愛猫がいる可能性の高い場所までは突き止められていました。
しかし、問題はそこからでした。
愛猫は、京都市北区の住宅地にある空き家の床下へ入り込んでいる可能性がありました。ただ、床下の穴は非常に狭く、人の手が入るような場所ではありませんでした。
現場環境|京都市北区らしい細い路地と住宅密集地
今回の現場は、京都市北区の住宅地でした。
京都市北区には、昔ながらの京都らしい住宅地が多く残っています。間口の狭い住宅、奥行きのある家、細い路地、張り出した電信柱、車が入れない生活道路、家と家のわずかな隙間。
人間にとっては日常の風景でも、迷い猫にとっては身を隠しやすい場所が多い環境です。
今回の現場も、車が通れないほど狭い路地の奥にある住宅地でした。また、建物が敷地いっぱいに建てられている家も多く、人が入れないほどの細い隙間、外から見えない裏側、塀や壁に囲まれた小さな空間が点在していました。
猫は、こうした場所に身を潜めます。建物と建物の隙間、室外機の裏、物置の下、植木鉢の陰、空き家の床下、塀の裏側。
外から見ただけでは分からない場所に、迷い猫がじっと隠れていることがあります。
京都市北区のように、細い路地、住宅密集地、空き家の床下、建物同士の隙間が多い地域では、道を歩いて名前を呼ぶだけでは見つからないことがあります。
野良猫が多い地域では、目の光だけでは判断できない
飼い主様は、床下で猫の目が光っていることを確認されていました。
猫の目は、暗い場所で光を反射して光って見えることがあります。そのため、夜間や暗所でライトを当てると、床下や隙間の奥にいる猫の存在に気づける場合があります。
しかし、ここで重要なのは、その猫が本当に探している愛猫なのかという点です。
今回の現場周辺には、野良猫が多く生息していました。実際にキャットワンが現場検証を行うと、少なくとも4匹の野良猫を確認しました。
そのため、床下で目が光ったからといって、すぐに飼い主様の愛猫だと判断することはできませんでした。
赤外線トレイルカメラで愛猫本人であることを確認
キャットワンでは、愛猫が入り込んだ可能性が高い、床下に開いた小さな穴の前に赤外線トレイルカメラを設置しました。
人が近づくと警戒して出てこない猫でも、赤外線トレイルカメラであれば、猫に強い刺激を与えずに姿を確認できる場合があります。
今回も、床下の穴の前にカメラを設置し、猫が出入りする瞬間を確認しました。
その結果、カメラには飼い主様の愛猫の姿がしっかりと映りました。
これにより、床下にいる猫が野良猫ではなく、探していた愛猫であることを確認できました。
ここで初めて、発見の段階から、保護の段階へ進むことができます。
見つけたからといって、すぐに保護できるわけではない
愛猫の姿は確認できました。しかし、迷い猫捜索では、見つけたからといってすぐに保護できるとは限りません。
今回、愛猫が隠れていたのは、空き家の床下に開いた小さな穴の奥でした。その穴は非常に狭く、人の手すら入れることができません。
無理に手を入れることもできません。棒などで追い出すことも危険です。大きな音を立てれば、さらに奥へ逃げ込んでしまう可能性もあります。
飼い主様は、愛猫が好きなおやつのチュールを使って誘いました。しかし、愛猫は出てきませんでした。
脱走した猫は、たとえ飼い主様のことが大好きな子であっても、外では強い警戒状態に入ることがあります。
そのため、いきなり捕まえようとするのではなく、まずは警戒心を解き、安全に出てこられる環境を作る必要がありました。
4Gリアルタイムカメラで人の気配を減らす
今回の愛猫は、飼い主様に対しても警戒している状態でした。
外に出てパニックになった猫は、飼い主様の声や姿を認識していても、普段どおりに近づいてくるとは限りません。
人の気配、足音、匂い、視線。そうしたわずかな刺激でも、床下から出ることをためらう場合があります。
そこでキャットワンでは、4Gリアルタイムカメラを使用し、人が近くにいない状態でも愛猫の動きを確認できる体制を整えました。
さらに、この4Gリアルタイムカメラは飼い主様の携帯とも連携しました。飼い主様はご自宅で待機しながら、愛猫の様子を見ることができました。
空き家から自宅玄関まで、2軒分を大きな網で囲う
愛猫が隠れていた空き家のすぐ横は、細い路地でした。車は通れない道でしたが、自転車や通行人は通ります。
床下から出てきた瞬間に、大きな音や人の気配に驚けば、愛猫がパニックになって飛び出してしまう危険がありました。
そのため、今回の保護では、愛猫が隠れていた空き家から飼い主様のご自宅玄関まで、2軒分の範囲を大きな網で囲いました。
一部だけを塞ぐのではありません。逃げ道になる隙間を作らないように、家全体を囲う形で慎重に設置していきました。
猫が抜けられる隙間がないか。下をくぐる場所がないか。横へ逃げる動線がないか。玄関までの帰宅動線が安全に確保できているか。
こうした準備を一つずつ積み重ねたうえで、保護に向けた誘い出しを行いました。
現場での保護対応の様子
今回の京都市北区の事例では、愛猫の姿を確認した後、安全に保護するために大きな網と4Gリアルタイムカメラを使用しました。
出たり入ったりを4時間。最後は自分の足で玄関へ
保護に向けた準備を整えた後は、愛猫が自分のタイミングで動き出すのを待つ時間でした。
愛猫は、床下の小さな穴から出てきては、また戻る。少し動いては、また隠れる。その行動を、約4時間にわたって繰り返しました。
外に出てパニックになっている猫は、たとえ自宅が近くにあっても、すぐにまっすぐ帰れるとは限りません。
その間も、周囲には大きな網を設置し、愛猫が道路側や別の隙間へ逃げ出さないようにしていました。
そして朝方。愛猫はついに、自宅の玄関へ戻ってきました。
玄関から中へ入り、階段を上り、「ミャー」と鳴きながら、飼い主様のお布団のところへ帰ってきたそうです。
こうして、京都市北区の迷い猫は、怪我なく無事に保護となりました。
保護後にいただいた飼い主様の口コミ
今回の保護後、飼い主様から次のようなお声をいただきました。
※飼い主様より掲載許可をいただき、個人情報が分からないよう一部編集しています。
夜中にもかかわらず、1時間ほどで到着され、迅速に状況を確認していただきました。
カメラを数台設置し、アドバイスももらいながら様子を見ることに。何かあればいつでもLINEで相談してくださいと言っていただいたのがとても心強かったです。
猫を保護するための網を、夜遅いのにも関わらず張ってきていただき、脱走から3日後、無事に保護することができました。
キャットワンさんの迅速な対応と的確なアドバイスがなければ、自分だけではどうにもできませんでした。本当にありがとうございました。
この保護で大切だったこと
今回の京都市北区の事例では、愛猫の居場所を突き止めるだけでは保護にはつながりませんでした。
床下に猫がいることは分かっていました。しかし、周辺には野良猫も多く、まずは本当に飼い主様の愛猫なのかを確認する必要がありました。
赤外線トレイルカメラで愛猫であることを確認した後も、すぐに保護できたわけではありません。
愛猫は強い警戒状態にあり、チュールで誘ってもすぐには出てきませんでした。
そこでキャットワンでは、無理に捕まえようとせず、警戒心を解き、人の気配を減らし、逃げ道を塞ぎ、4Gリアルタイムカメラで状況を確認しながら、自宅へ戻れる環境を整えました。
京都市北区の迷い猫捜索に関するQ&A
京都市北区で猫が帰ってこない場合、まず何をすればよいですか?
まずは、猫が最後にいた場所、脱走した方向、脱走からの経過時間を整理してください。京都市北区は、細い路地、住宅密集地、建物の隙間、空き家の床下など、猫が隠れやすい場所が多い地域です。闇雲に広範囲を探すより、まずは自宅周辺の隠れられる場所を丁寧に確認することが重要です。
猫が床下に隠れている場合、無理に出しても大丈夫ですか?
無理に出そうとするのは危険です。床下にいる猫は強い警戒状態になっていることが多く、手を入れたり、棒で追い出そうとしたり、大きな音を立てたりすると、さらに奥へ逃げ込んでしまう可能性があります。
目が光って見えた猫は、探している愛猫と判断してよいですか?
すぐに愛猫だと判断するのは危険です。野良猫や外猫が多い地域では、目が光った猫が別の猫である可能性もあります。今回の京都市北区の事例でも、赤外線トレイルカメラで愛猫本人であることを確認しました。
迷い猫を見つけたら、すぐ捕まえた方がいいですか?
必ずしもすぐ捕まえるのが正解とは限りません。猫の警戒状態、隠れている場所、逃げ道、周辺環境を見て、保護方法を判断することが大切です。
迷い猫捜索では、発見と保護は違うのですか?
違います。猫がいる場所を見つけることと、安全に保護することは別です。床下、空き家、建物の隙間などに隠れている場合、見つけてもすぐには保護できないことがあります。
京都市北区で猫が帰ってこないときは
猫が帰ってこないときは、「そのうち戻るかもしれない」と待ち続けるより、最後に見た場所や、入り込んだ可能性のある場所を早い段階で確認することが大切です。
特に、京都市北区のように細い路地や住宅の隙間、空き家の床下、野良猫の多い地域では、猫が近くにいても見つけにくいことがあります。
迷い猫捜索では、どこにいるかを見つけること、そして、どう安全に保護するかの両方が重要です。
京都市北区で迷い猫・脱走猫を探している方は、早い段階でペット探偵キャットワンへご相談ください。
文責:ペット探偵キャットワン専門チーム
法科大学院出身者、MBAホルダー、動物看護師資格保有者を含む専門チームが執筆しています。
