迷子猫探しで見つけた小さな命
大雨の日、小さな命との出会い
その日は、激しい雨が降っていました。いつものように迷子猫の捜索をしていると、耳を澄ますと「ミャー、ミャー」と、か細い鳴き声が聞こえてきます。声のする方へ行ってみると、そこにはずぶ濡れになった小さな子猫が1匹。お母さん猫とはぐれてしまったのでしょう、必死に助けを求めて鳴いていました。
このままではこの小さな子が野良として生きていくにはあまりにも過酷すぎる。そう思った私は、この子を保護することを決意しました。
怖がっていた子猫が、心を開くまで



子猫は、私の姿を見ると小さな体をめいっぱい使って「シャー!」と威嚇し、必死に逃げ回りました。初めて見る人間が怖かったのでしょう。それでもなんとか保護し、急いで動物病院へ。
エイズ検査や血液検査をしてもらった結果、体重はたったの1.2kg、生後2ヶ月くらいの女の子だと判明しました。幸い、血液検査の結果も良好で、ワクチンも無事に終えることができました。
家に連れて帰ってからも、最初は隠れてばかりでご飯もなかなか食べてくれませんでした。でも、時間をかけてゆっくりと接していくうちに、少しずつ警戒心が解けていきました。
ある日、私の膝の上に乗ってきて、お腹を出してゴロゴロと喉を鳴らしてくれたとき、本当に嬉しくて涙が出そうになりました。あんなに怖がっていた子が、今ではすっかり甘えん坊。この子の心に寄り添うことができてよかったと、心から思いました。
この子に、本当の家族を
すっかり元気になったこの子を見て、私はこの子に本当の家族を見つけてあげたいと思うようになりました。一生大切にしてくれる、優しいお母さんとお父さん。この子を家族として迎え入れてくださる方を募集します。
もし、この子との出会いに運命を感じた方がいらっしゃいましたら、ぜひご連絡ください。この子の幸せを願ってやみません。
キャットワン 0120-326-712